賃貸の入居審査ガイド|審査に落ちる理由・保証会社の種類・必要書類まで、連帯保証人なしで借りる方法も解説

賃貸の「入居審査」ってどんなもの?

お部屋の申し込みをすると、入居審査が行われます。これは「安心して貸せる相手か」を大家さんや保証会社が確認する手続きで、主に支払い能力と申込内容の確認が中心です。難しく身構える必要はありませんが、仕組みを知っておくとスムーズです。

この記事では、審査の流れから、審査で見られるポイント・落ちやすい理由・保証会社の種類・立場別の必要書類・不安なときの対策まで、大阪で賃貸のお部屋探しをお手伝いしている地元の不動産会社がやさしく解説します。

申し込みから契約までの流れ

入居審査は、おおむね次の順番で進みます。

  1. 内見・お部屋を決める … 気に入ったお部屋が見つかったら申し込みへ
  2. 入居申込書を出す … 勤務先・年収・緊急連絡先などを記入し、本人確認書類などを添えます
  3. 保証会社の審査 … 支払い能力や申込内容を確認します。本人・勤務先・緊急連絡先に確認の電話が入ることも
  4. 大家さん(管理会社)の確認 … 保証会社の結果をふまえて、最終的に貸すかどうかを決めます
  5. 審査結果のお知らせ … 通れば、契約の日取りや初期費用のご案内に進みます
  6. 重要事項説明・契約・鍵のお渡し

書類がそろっていれば、審査は数日〜1週間ほどが目安です。1〜3月の繁忙期や土日祝日をはさむと、少し時間がかかることがあります。

審査で見られる主なポイント

審査で確認されるのは、大きく分けて次のような点です。

  • 収入と家賃のバランス … 毎月の家賃を無理なく払えるか。家賃(管理費込み)は手取り月収の3分の1以内がひとつの目安です
  • 仕事・収入の安定 … 勤務先、雇用形態、勤続年数、収入の続きやすさなど
  • 申込内容の正確さ … 申込書の内容と、提出した書類の内容が合っているか
  • 連絡がつくか … 本人・勤務先・緊急連絡先にきちんと連絡がとれるか
  • 過去の支払い状況 … 保証会社によっては、過去の家賃の滞納や、クレジットカード・ローンの支払い状況を確認することがあります
  • 人柄・マナー … 内見や申し込みの時の受け答えなど。大家さんが気にされることもあります

「年収がいくら以上ならOK」という決まった基準があるわけではなく、保証会社や大家さんごとに見方が違うのが審査の特徴です。

審査に落ちる理由として多いもの

審査の結果やその理由は、保証会社や大家さんから詳しく教えてもらえないことがほとんどです。ただ、一般的によくある理由は次のとおりです。

収入に対して家賃が高すぎる

いちばん多いのがこのケースです。たとえば手取り月収が18万円なら、管理費込みで6万円前後までがひとつの目安です。「少し背伸びした物件」に申し込むと、通りにくくなることがあります。

申込書と書類の内容が合わない

年収や勤務先、勤続年数などを多めに書いたり、うろ覚えで書いたりすると、書類と食い違って信用を下げてしまいます。わからないところは空欄にせず、確かめてから正確に書くのが大切です。

電話がつながらない

保証会社から本人・勤務先・緊急連絡先へ確認の電話が入ることがあります。知らない番号に出なかった、緊急連絡先の方に伝えていなかったために確認がとれず、審査が止まってしまうことも。申し込みの後は、しばらく電話に出られるようにしておきましょう。

過去に支払いの遅れがある

以前に家賃を滞納したことがある、クレジットカードやスマホ代の分割払い、ローンの支払いが遅れたことがある、という場合、保証会社によっては審査に影響することがあります。

書類が足りない・提出が遅い

必要な書類がそろわないと審査が進まず、その間にほかの方に先に申し込まれてしまうこともあります。人気のお部屋ほど、書類は早めの準備が肝心です。

家賃保証会社とは?

最近の賃貸では、家賃保証会社の利用が必須の物件が主流です。

  • 役割 … 万一家賃が滞ったとき、入居者に代わって大家さんへ立て替える会社
  • 費用 … 初回は家賃の0.5〜1ヶ月分程度+更新料(会社やプランにより異なる)
  • メリット … 連帯保証人を立てなくても契約できる

つまり、「保証人を頼める人がいない」という方でも、保証会社を使えばお部屋を借りられます。なお、保証会社が家賃を立て替えた場合も、あとで入居者が保証会社に返す必要があります。家賃が免除されるわけではないので注意しましょう。

保証会社の種類と違い

保証会社は、大きく分けると次の3つのタイプがあります。どの保証会社を使うかは、基本的に物件(大家さん・管理会社)ごとに決まっています。

信販系(クレジットカード会社などのグループ)

クレジットカードやローンを扱う会社のグループの保証会社です。

  • 審査のときに信用情報(クレジットやローンの利用・支払いの記録)を確認することがある
  • 家賃をクレジットカードや口座振替で払う形が多い
  • 過去の支払いの遅れが審査に影響しやすい

協会加盟(業界団体に加盟している保証会社)

家賃保証の業界団体に加盟している保証会社です。

  • 加盟している会社どうしで、家賃の滞納の記録を共有するしくみがある
  • 過去に家賃を滞納したことがあると、審査に影響することがある

独立系

上のどちらにも当てはまらない、独自の基準で審査する保証会社です。

  • 会社ごとの基準で審査するため、ほかの保証会社とは見方が違うことがある
  • 状況によっては、相談しながら進めやすいケースもあります

「一度審査に落ちた」という方でも、別のタイプの保証会社を使える物件に切り替えると通ることがあります。どの物件がどの保証会社か、不動産会社が把握していますので、遠慮なくご相談ください。

連帯保証人は必要?

かつては親族などの連帯保証人が必須でしたが、今は保証会社の利用で代替できる物件がほとんどです。保証人と保証会社の両方を求められるケースは減っています。保証人を用意しづらい方は、「保証会社利用で契約できる物件」をお選びください。

一方で、学生さんや収入が少ない方は、保証会社の審査に加えて保護者の方などに連帯保証人になっていただくことで、審査が通りやすくなる場合もあります。また、保証人は不要でも、緊急連絡先(親族など、万一の時に連絡がとれる方)の登録はほとんどの物件で求められます。

入居審査の必要書類【立場別】

必要な書類は物件・保証会社で異なりますが、一般的には次のとおりです。

みなさん共通

  • 入居申込書 … 勤務先・年収・勤続年数・緊急連絡先などを記入
  • 本人確認書類 … 運転免許証・マイナンバーカード(表面のみ)・パスポート・在留カードなど
  • 緊急連絡先の情報 … お名前・ご関係・住所・電話番号

会社員・公務員の方

  • 収入証明書類 … 源泉徴収票、または直近の給与明細(2〜3ヶ月分)
  • 健康保険証の提出を求められることもあります(記号・番号などは隠してコピーします)

自営業・フリーランスの方

  • 確定申告書の控え(直近1〜2年分)
  • 納税証明書や課税証明書
  • 開業したばかりの方は、預貯金の残高がわかる通帳のコピーなどがあると安心材料になります

転職したばかり・就職前の方

  • 内定通知書や雇用契約書(勤務先・年収・入社日がわかるもの)
  • 前の職場の源泉徴収票があれば、あわせて出すと伝わりやすくなります

学生さん

  • 学生証、入学前なら合格通知書
  • 保護者の方の収入証明書類(連帯保証人になっていただく場合)

年金で暮らしている方

  • 年金の振込通知書や年金額のわかる書類
  • 預貯金の残高がわかるもの(あれば)

外国籍の方

  • 在留カード、パスポート
  • 日本語でやりとりできる緊急連絡先、勤務先・学校の情報

法人契約の場合

  • 会社の登記事項証明書(履歴事項全部証明書)、会社概要
  • 入居される社員の方の本人確認書類 など

書類はスマホで撮影した画像で受け付けられることも多いです。文字がはっきり読めるよう、明るい場所でまっすぐ撮るのがコツです。

審査が不安なときのポイント

  • 家賃は手取り月収の3分の1が目安 … 収入に対して家賃が高すぎないか確認
  • 申込内容は正確に … 勤務先・年収・連絡先の記入ミスに注意。わからないところは確かめてから書く
  • 書類は先に準備 … 申し込みと同時に出せると、審査が早く進みます
  • 電話に出られるようにする … 申し込み後は知らない番号からの電話にも出られるように。緊急連絡先の方にも事前に伝えておく
  • 初期費用・家賃をおさえた物件も候補に … 敷金0円・礼金0円の物件なら初期費用の負担が軽くなります
  • 転職直後・収入が不安定でも … 保証会社や物件の選び方で通りやすくなることがあります
  • 正直に相談する … 気になることがあれば、申し込み前に不動産会社に伝えておくと、合いやすい物件・保証会社を一緒に考えられます

審査に落ちてしまったら

審査に通らなかったからといって、お部屋が借りられないわけではありません。次のような方法があります。

  • 別の保証会社を使える物件にする … 保証会社ごとに審査の基準が違います
  • 家賃を少し下げる … 収入とのバランスを整えると通りやすくなります
  • 連帯保証人を立てる … 保護者の方など、収入のある方に引き受けてもらう
  • 預貯金の残高を示す … 物件や保証会社によっては、預貯金を安心材料として見てもらえることも

同じような条件の物件に何度も申し込むより、一度立ち止まって不動産会社に相談するのが近道です。

こんな方におすすめ

  • 連帯保証人を頼める人がいない方
  • 入居審査が初めてで、必要書類や流れを知りたい方
  • 自営業・転職直後・学生さんなど、審査に通るか不安な方
  • 一度審査に落ちてしまい、次にどうすればいいか知りたい方

安心して大阪で部屋を探すなら

謙真不動産では、保証会社の利用で連帯保証人なしでも契約できる大阪市内・吹田市の賃貸物件(敷金0円・礼金0円の物件も多数)をお取り扱いしています。掲載中のお部屋は、このページ下の「関連物件」からご覧いただけます。

「自分の収入でどれくらいの家賃が目安?」「この書類で大丈夫?」といった小さなご不安も、申し込み前にお気軽にご相談ください。お部屋探しから引っ越しまで、謙真不動産なら1社でまとめてお手伝いできます。お客様一人ひとりに寄り添って、ていねいにサポートします。

よくある質問

家賃保証会社とは何ですか?
万一家賃の支払いが滞ったとき、入居者に代わって大家さんへ家賃を立て替える会社です。近年は連帯保証人の代わりに保証会社の利用を必須とする物件が主流です。入居者は保証会社に利用料(初回は家賃の0.5〜1ヶ月分程度+年1回などの更新料)を支払います。金額は会社やプランで異なります。
連帯保証人なしでも賃貸は借りられますか?
はい、家賃保証会社を利用すれば、連帯保証人を立てずに契約できる物件が多くあります。保証人を頼める人がいない方でも安心してお部屋探しができます。ただし、緊急連絡先(親族など)の登録は求められることが多いです。
入居審査に必要な書類は?
一般的には、本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)、収入を確認できる書類(源泉徴収票・給与明細・確定申告書など)、申込書が必要です。転職直後の方は内定通知書や雇用契約書、学生の方は学生証や合格通知書、法人契約では会社の登記事項証明書などが追加で必要になることがあります。
賃貸の審査に落ちる理由で多いのは何ですか?
多いのは、収入に対して家賃が高すぎる、申込書の内容と書類の内容が合わない、勤務先や緊急連絡先に電話がつながらない、過去に家賃やクレジットカード・ローンの支払いを滞納したことがある、といったケースです。審査の結果や理由は、保証会社や大家さんから詳しく教えてもらえないことがほとんどです。
審査にはどれくらいの日数がかかりますか?
書類がそろっていれば、保証会社の審査は早ければ当日〜2、3日、大家さんの確認も含めると数日〜1週間ほどが目安です。土日祝日や繁忙期(1〜3月)は時間がかかることがあります。書類を先に準備しておくと早く進みます。
一度審査に落ちたら、もう借りられませんか?
そんなことはありません。保証会社は会社ごとに審査の基準が違うため、別の保証会社を使える物件に切り替えると通ることがあります。家賃を下げる、連帯保証人を立てる、預貯金の残高を示すといった方法もあります。同じ物件に何度も申し込むより、まず不動産会社に相談するのがおすすめです。
自営業・フリーランスでも審査に通りますか?
通ります。会社員よりも収入の証明が大事になるため、直近1〜2年分の確定申告書の控えや納税証明書を用意しておきましょう。開業したばかりの方は、預貯金の残高がわかる通帳のコピーなどを添えると安心材料になります。
学生や新社会人でも自分の名前で借りられますか?
18歳以上なら本人の名前で契約できるケースが多いです。収入が少ない学生さんは、保護者の方に連帯保証人や緊急連絡先になっていただき、保護者の方の収入証明を出す形が一般的です。新社会人の方は内定通知書や雇用契約書で審査を受けられることが多いです。
審査の時に勤務先へ電話がかかってきますか?
保証会社によっては、勤務先に本人が在籍しているかを確かめる電話(在籍確認)をすることがあります。個人名でかけるなど配慮されることが多いですが、気になる方は申し込みの前にご相談ください。緊急連絡先の方にも確認の電話が入ることがあるので、事前にひとこと伝えておくとスムーズです。